品切れの部品が増えてきています。
ウッド・ショックなどという言葉がニュースで取り上げられましたが、様々な輸入品で品薄と価格高騰が起きていますね。当店でも、メンテナンスに使う部品の調達に影響がでています。
大抵の部品がかなり値上がりしていますし、全く手に入らないものも増えてきています。入荷にかかる日数も長くなってきています。問屋さんに伺ったところでは、入荷予定通りに入荷せず、半年単位くらいでずれることもあるようです。
これまでは、高品質で使用頻度の高い部品は常時在庫し、できるだけすぐに修理対応できるようにしてきましたが、それが難しくなってきています。多めに持っていた在庫も尽きつつあります。
当店でお買い上げいただいた楽器(保証書で確認します)は最優先で対応いたしますが、それでも部品がなく即日の対応ができない場合が出てきそうです。
修理の見積もりの際にも、金額や納期が確定できない(確認して後日の連絡となる)場合が出てくると思います。
そのような状況ですので、お急ぎの場合は、お客様から部品をご支給いただくこともご検討いただければと思います。
当店の仕入れ先が在庫切れとなれば、当店でもインターネットで検索して購入することも出てくると思いますので、ご支給いただく方が早く安くなる場合も多々あると思います。
特に電装部品は消耗品で、不具合があったら交換が望ましいと思いますが、今の情勢下ではできるだけクリーニングして交換を先延ばしするのも良いのかもしれませんね。
電装部品のクリーニング、という項目でメンテナンスは受け付けていないのですが、この品薄と値上がりは短期で解消しそうもなく、そういう項目も必要かなと思い始めています。
しかし、料金をいただいてきちんとクリーニングしようと思うと、時間(≒工賃)がかかり、これまでであれば交換できた金額以上になってしまいそうなので、、、ということもあり、悩ましいところです。
今後、どのような状況になるかわかりませんが、その時その時で、当店としてできることをきちんとやっていこうと思っております。
ご不便をお掛けすることもあるかと思いますが、激動の世情を受けてのことでもあり、ご理解くださいますようお願いいたします。